無痛大腸カメラ

このような症状はありませんか?

  • 便潜血検査異常(便潜血陽性・便潜血(+))
  • 便潜血検査の詳細はこちら

  • 腹痛
  • 便秘・下痢
  • 血便・真っ赤な下血・黒い便
  • 便に血が混じる・トイレットペーパーに血が付く・
    便に粘液が混じる・便が細くなった・残便感がある
  • 体重減少
  • 貧血
  • 検診で要精密検査(注腸造影検査(大腸バリウム検査)異常・
    腫瘍マーカー(CEA・CA19-9)高値)
  • 家族に大腸がんの方がいる
  • 40歳以上で一度も大腸内視鏡検査を受けていない

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは先端に小型カメラがついた太さ約12〜13mmほどのスコープで大腸、小腸の一部(回腸末端)を観察する検査です。

大腸内に便が残っていると詳細な観察ができませんので、検査前日・当日に下剤を服用していただき、腸内をきれいにする必要があります。

大腸がんは早期発見でほぼ100%完治できる

大腸カメラは大腸内を観察するのには最も有益な検査法です。注腸造影検査や大腸CTなど他にも大腸の検査法はありますが、直接大腸粘膜を観察できて、1mm単位の病変を発見できる点では大腸カメラに及ぶ検査はありません。
また、検査と同時に治療もできるのが大腸カメラのメリットです。

部位別がん死亡数で大腸がんは女性では第1位、男性では第3位と増加しています。しかし、大腸がんは早期に発見・治療できれば、ほぼ100%完治できます。

無痛大腸カメラ

大腸はおなかの中に固定されている部分(直腸・下行結腸・上行結腸)と固定されていない部分(S状結腸・横行結腸)があります。固定されている直腸をスコープが通過する場合は問題ないのですが、固定されていないS状結腸(おなかの中で宙ぶらりんでぶらぶらしている)を通過する時にそのまま押し込むように進めると、腸が引き伸ばされてしまい痛みが生じます。大腸カメラによる痛みのほとんどは、この腸が引き伸ばされることが原因です。

軸保持短縮法とは曲がりくねって固定されていない腸のヒダひとつひとつ分を折りたたむように、押しては引き押しては引きを繰り返しながらスコープを慎重に丁寧に挿入していく方法です。これによりS状結腸は引きのばされることなく短縮・直線化され、最終地点の盲腸まで70~80cmで到達できます。実際の大腸の長さ(盲腸までの長さ)は1.5mほどです。当院ではこの軸保持短縮法で大腸内視鏡検査を行います。

また大腸内視鏡検査では腸内を隅々まで観察するために、通常空気を送気し腸管を膨らませます。これが検査中・検査後の腹痛や不快感につながる場合があります。当院では空気ではなく炭酸ガスを使用します。炭酸ガスは空気よりも200倍体内に吸収されるスピードが速いため、患者様がおなかの張りを訴えることはほとんどありません。
さらにRIT機能を搭載している最新式の細径スコープを使用し検査を行います。RIT機能とは言うなればオリンパス社が患者様に「いかに楽に、苦痛なく検査を受けていただけるか」を考え抜いた結果、開発された内視鏡機能です。

RITとはResponsive Insertion Technologyの略で「受動湾曲」、「高伝達挿入部」、「高度可変」の総称です。「受動湾曲」はスコープが腸壁に当たると自然に曲がっていく設計で、屈曲の強いS状結腸でもスムーズに通過していきます。「高伝達挿入部」は手元のトルク・回転操作がスコープ先端まで伝わりやすい設計で、腸管のループ・ねじれ解除に役立ちます。
「硬度可変」ではスコープ挿入部の硬度を、患者様の腸の特徴(腸が伸びやすかったり、術後で癒着があるなど)に合わせて変化させることで、よりスムーズな挿入を可能とします。
実際、RIT機能を搭載したスコープを用いる当院の検査を受けられた患者様からは「全然痛くなかった」「とても楽だった」という感想を多くいただいております。

進化している大腸内視鏡カメラ

医療の世界は日進月歩で、大腸内視鏡システム・スコープも日々進歩しています。数年前に比べ内視鏡画像の質も格段に上がり、以前は発見できなかった小さな病変もNBI(狭帯域光観察)や拡大観察機能を用いて発見・治療できるようになりました。同時にスコープ自体の質も向上し、以前より細くやわらかくなり検査時の痛み軽減につながっています。

旧来型のスコープと最新型のスコープを使って検査した場合は、多くの場合最新型のスコープを使って検査した方が患者様は楽に検査を受けられます。

NBI・拡大観察による高精度検査

NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)とは従来の通常光観察では発見が困難であった微小病変を発見しやすくする画像強調観察技術です。通常、がん細胞は多くの栄養を必要とするので周囲には毛細血管が集まりやすくなります。
NBIは血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された青と緑の2つの光を照射することで粘膜表面の毛細血管や微細構造を高コントラストで描出します。

さらに拡大観察機能を併用することで、ポリープの腫瘍・非腫瘍の鑑別や早期がんの深達度(粘膜内癌、粘膜下層浸潤癌)の判定が可能となり、精度の高い診断と適切な治療に繋がります。

  • 大腸ポリープ(通常光)
    大腸ポリープ(通常光)
  • 大腸ポリープ(通常光)
    大腸ポリープ(NBI)
  • 大腸ポリープ(通常光)
    大腸ポリープ(NBI拡大)

こんな思いがあればぜひご相談ください

  • 大腸内視鏡検査を受けるのが不安
  • 痛み止めや麻酔を使って楽に検査を受けたい
  • 以前の検査で痛い思いをしたから今回は楽に受けたい
  • 腸が長く検査が大変だった
  • お腹の手術の影響で腸の癒着が強く検査が大変だった
  • 腸の一番奥(盲腸)まで内視鏡が入らなかったから
    今回はしっかり見てほしい
  • 大腸がんにかかった家族がいるので自分も心配
  • 年齢を考えるとそろそろ検査を受けてみたい

当院の大腸カメラ 10の特徴

1.静脈麻酔による無痛検査

麻酔により少しウトウト、ボーとしたままの検査で苦痛を軽減
麻酔は最適量を豊富な経験から的確に使用

2.熟練した内視鏡医による検査

実績・経験豊富な内視鏡医による無痛検査
軸保持短縮法による99.9%の盲腸到達率

3.最新鋭のオリンパス内視鏡システム

EVIS LUCERA ELITE 高輝度光源装置 CLV-290
画像の鮮明さでハイビジョンを大幅に上回るHQ画質の高精細画質で病気の早期発見・早期治療を実現

4.患者様にやさしいRIT機能

オリンパス製上位スコープモデルのみ搭載のRIT機能(受動湾曲・高伝達挿入部・硬度可変)で苦痛を大幅に軽減

5.全スコープNBI・拡大観察機能搭載

粘膜表層の血管走行が強調されるNBIと110倍の光学ズームによる病変の詳細観察

大腸NBI

6.炭酸ガス送気装置UCR

空気よりも200倍体内に吸収されやすい炭酸ガス送気でお腹の張りを極力軽減

7.色素散布による詳細観察

大腸に対応した色素散布で病変のコントラストを明瞭化

8.自動送水装置OFP-2による検査時間の短縮

従来型の手動送水ではない自動送水による検査時間の短縮

9酸素・脈拍モニターによる徹底した安全管理

指先にセンサーを装着し、血中酸素濃度と脈拍数をモニターしながらより安全性の高い検査を行います

Satモニター

10.最新ガイドライン準拠の衛生管理

日本消化器内視鏡学会ガイドラインに準拠したスコープ・内視鏡器具の洗浄・消毒による感染対策の徹底
ディスポーザブル(使い捨て)器具も積極的に使用

スコープ洗浄

大腸カメラ検査の流れ

1.初診【WEB予約をお願いします】

大腸カメラをご希望される方(検診で精密検査を指示された方、症状が続いている方など)はWEBより【内視鏡検査】をご予約ください。
大腸カメラについて相談したい方(症状について、大腸カメラの必要性についてなど)、又は診察のみをご希望の方はWEBより【診察】をご予約下さい。
内視鏡検査をお受けになる方は、検査前の血液検査(B型肝炎・C型肝炎・梅毒を含んだ一般項目)を行います。

2.検査前日

夜20時までに軽めの夕食をすませてください。脂肪分・繊維の多い食事、刺激物はさけて消化に良いものをとってください。大腸に便が残っていると検査が正確に行えないためです。普段飲んでいる夕食後のお薬があれば服用して下さい。
21時に下剤をコップ1杯の水と服用して下さい。21時以降は食事は一切とらないでください。水分はアルコール以外であれば、寝る前まで通常通りとっていただいてかまいません。
普段飲んでいる寝る前のお薬があれば服用して下さい

3.検査当日

朝起きてから検査が終わるまでは絶食(飴やゼリーも不可)です。水分はお水のみ飲んでかまいません。朝8時(検査時間によっては朝6時)より下剤(約2L)を2時間ほどかけて飲んでください。
普段飲んでいる朝のお薬があれば服用して下さい。ただし、糖尿病のお薬は飲まず、インスリンも注射しないでください。どちらも検査終了後、食事をした後となります。

4.来院

検査時間にご来院ください。検査専用の検査着に着替えていただきます。

5.注射

内視鏡室に移動していただき、大腸の動きをおさえる鎮痙剤を注射します。
静脈麻酔の注射をした場合は、検査後24時間は車・バイク・自転車の運転はできません。

6.検査

検査時間は15~20分ほどです。病理組織検査のために生検鉗子で組織を採取した場合(痛みはありません)は、粘膜からの一時的な出血を認めますが、数分で自然に止血します。
ポリープが見つかり切除した場合は、検査時間は25~40分ほどになります。切除後1週間は食事やアルコール、運動などに関して細かい制限があります。詳しくは当日、資料をお渡ししてご説明いたします。

7.大腸カメラ結果説明

検査終了後、検査画像をお見せしながら結果をご説明いたします。静脈麻酔を使用した場合は、ベッドで30分ほど休んでいただいた後に結果説明となります。

8.病理組織検査結果説明

病変があり組織を採取した場合、ポリープを切除した場合は結果が判明するまで2週間ほどかかります。検査から2週間後以降、お時間のある時にご来院ください。結果をご説明いたします。

料金表(保険診療の場合)

大腸内視鏡検査(観察のみ) 〈1割負担〉約2,500円
〈3割負担〉約7,500円
大腸内視鏡検査+病理組織検査 〈1割負担〉3,000~5,000円
〈3割負担〉10,000~16,000円
大腸ポリープ切除+病理組織検査 〈1割負担〉7,000~10,000円
〈3割負担〉20,000~30,000円
  • 無痛大腸カメラ 最新式の細径スコープ検査
  • 無痛胃カメラ 即日/午後・夕方検査可能
  • 日帰り大腸ポリープ切除 入院不要で負担軽減
  • ピロリ菌外来 感染検査及び除菌治療
  • 外来・診療科目 どんな症状でもご相談ください
  • 胃大腸内視鏡ドック 胃・大腸同時検査/土曜検査可能
  • 最新鋭 NBI拡大内視鏡 徹底した衛生管理
  • その他の診療