クリニックについて
Q. どんなクリニックですか。
A. 胃内視鏡検査(胃カメラ)と大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の内視鏡検査・治療を専門にしているクリニックです。特に大腸内視鏡検査には力を入れております。
Q. 予約は必要ですか。
A. はい、診察・検査ともに予約制です。WEBよりご予約ください。WEB問診票をご記入いただく関係でお電話でのご予約は受け付けておりません。
ご予約はこちら
Q. 初診時に必要なものはありますか。
A. 健康保険証をお持ちください。検診や人間ドックなどで異常を認められた場合は、結果表をお持ちください。またお薬手帳があればお持ちください。
Q. 内視鏡クリニックと言うと何となく敷居が高そうなんですが。
A. 当院においては全くそんなことはありません。どんなお悩みでも結構です、お気軽にご来院ください。
Q. クリニックの雰囲気を教えてくだい。
A. 当院は少しでも安らいでいただけるような診療体制を整えているアットホームなクリニックです。内視鏡検査と言うと「怖い」といったイメージをお持ちの方も少なくありません。そのようなマイナスイメージを少しでも和らげることができるような雰囲気作りを大切にしています。
Q. 診療で気をつけていることを教えてください。
A. 患者様が質問しやすい雰囲気を作ること、なるべく平易で分かりやすい言葉で診察を行うこと、内視鏡検査に対する不安や緊張を出来るだけ軽減できるようにすることを心がけております。
Q. 患者さんの年齢層はどうなっていますか。
A. 20~80代の様々な年齢層の方々がご来院されています。秋葉原駅昭和通り口のオフィス街に位置していることから、近隣の会社にお勤めの20~50代の方が多い印象です。またインターネットで検索し内視鏡検査を希望する方も多くいらっしゃいまして、かなり遠方からもご来院されています。
Q. セカンドオピニオンは可能ですか。
A. もちろん可能です。紹介状をお持ちの方はご持参ください。なくても大丈夫です。
Q. 手術など専門的な治療が必要な場合は紹介してもらえますか。
A. はい、ご希望の病院があればそちらにご紹介いたします。特になければ、提携している専門医療機関にご紹介いたします。
Q. JR秋葉原駅のどのあたりにありますか。
A. 秋葉原というと電気街をイメージされる方も多いと思いますが、当院は電気街とは反対方向の昭和通り口に位置しています。周辺はオフィス街となっております。
Q. 駐車場・駐輪場はありますか。
A. ありませんので、公共の交通機関をご利用ください。
大腸内視鏡検査について
Q. 大腸の内視鏡検査は痛いと聞いたのですが。
A. 当院では軸保持短縮法といって、腸を出来るだけ伸ばさない方法でスコープを挿入しますので痛みが出ることはほとんどありません。また使用しているスコープも最新式の細いタイプのものでほとんどの患者様が楽に検査を受けられます。
Q. 他院の検査でとても痛い思いをしました。こちらは大丈夫ですか。
A. ご安心ください。前述の軸保持短縮法で痛みのない検査を行います。
Q. お腹の手術をして腸が癒着しているといわれました。検査はむずかしいですか。
A. ご安心ください。相当高度な癒着でもない限り検査は問題なく行えると思います。
Q. 軸保持短縮法について教えてください。
A. 大腸はおなかの中に固定されている部分(直腸・下行結腸・上行結腸)と固定されていない部分(S状結腸・横行結腸)があります。固定部である直腸を内視鏡が通過する場合は痛みは出ませんが、非固定部のS状結腸(おなかの中で宙ぶらりんでぶらぶらしている)を通過する時に単純に内視鏡を押し進めると、腸が伸ばされてしまい痛みがでます。大腸内視鏡検査による痛みの原因は、ほとんどが腸が引き伸ばされることによって起こります。軸保持短縮法とはS状結腸の様に屈曲の強い腸のヒダをひとつひとつ折りたたむように、進んでは戻して、進んでは戻してを繰り返しながら内視鏡を慎重に丁寧に挿入していく方法です。その結果、S状結腸は伸ばされることなく短縮・直線化され大腸の一番奥の盲腸まで70~80cmで到達できます。実際の大腸の長さ(盲腸までの長さ)は1.5mほどです。当院ではこの軸保持短縮法で大腸内視鏡検査を行います。
Q. RIT機能とは何ですか。
A. RIT(Responsive Insertion Technology)とはオリンパス社が開発した内視鏡機能で、受動湾曲・高伝達挿入部・硬度可変の総称です。RIT機能により腸を引き延ばすことを極力減らすことができ、スコープ先端に力が伝わりやすくなることから手元でのトルク・回転操作が容易となります。その結果、患者様は苦痛なく検査をお受けになることができ、医師もスムーズな検査が可能になります。当院の大腸スコープにもRIT機能は搭載されています。
Q. 大腸カメラの検査時間はどれくらいですか。
A. 検査時間(肛門からカメラを挿入して、抜くまで)は15~20分ほどです。
ポリープを切除した場合は、10~20分ほどさらにかかります。
Q. 大腸カメラはどこまで観察しますか。
A. 大腸カメラは通常肛門から盲腸まで観察します。当院では原則小腸の一部(終末回腸)まで観察します。
Q. 大腸カメラでは小腸も観察できますか。
A. 小腸は6~7mと長く体の深部に存在するため大腸カメラでは観察できません。小腸の一部(終末回腸)の観察は可能です。
Q. ポリペクトミーとは何ですか。
A. 大腸ポリープの根元をスネアというワイヤーで絞扼し、高周波電流を用いて焼き切る方法です。
Q. EMRとは何ですか。
A. EMR(Endoscopic Mucosal Resection)とは内視鏡的粘膜切除術のことです。大腸ポリープにスネアが引っ掛かりにくい場合などに、ポリープの下(粘膜下層内)に生理食塩水などを注入しポリープを持ち上げます(粘膜ごと膨隆させます)。そしてスネアで絞扼し高周波電流で焼き切る方法です。20mmまでのポリープの切除が可能です。
Q. コールドポリペクトミーとは何ですか。
A. コールドポリペクトミーとは高周波電流を流さずに鉗子やスネアで大腸ポリープを切除する方法です。通常のポリペクトミーやEMRと違い穿孔や後出血などの切除後の偶発症がほとんど起こらないため、欧米では主流の方法となっています。10mm未満の比較的小さいポリープの切除に向いています。
Q. 大腸ポリープはその日に取ってもらえますか。
A. はい、原則当日に切除いたします。ただし、大きいポリープや平坦で切除が難しいポリープ、癌が疑われるポリープなどは専門施設にご紹介いたします。
Q. 大腸ポリープを切除する時に痛みはありますか。
A. 大腸の粘膜には痛みを感じる神経がありませんので、切除時に痛みが生じることはありません。
Q. 大腸ポリープは1度に何個まで取ってくれますか。
A. 当院では日帰りでポリープ切除を行うこともあり、大きさにもよりますが原則3個までとしています。
Q. 大腸ポリープを切除した後に飲み会やゴルフ、旅行の予定が入っているのですが。
A. ポリープを切除した場合は、1週間はアルコール、運動、旅行は禁止となります。あらかじめ予定をご確認のうえ、大腸内視鏡検査の予約をおとりください。
Q. 大腸ポリープを切除した後に気をつけることはありますか。
A. 大腸ポリープ切除後1週間は、食事や運動、入浴など細かい制限があります。特にアルコールは絶対禁止です。ポリープを切除した場合は、当日に細かくご説明いたします。
Q.大腸ポリープを切除した際に傷口を縫縮するクリップはいつはずれますか。
A. 通常、数週間後に自然にはずれて便とともに排泄されます。なお、コールドポリペクトミーによるポリープ切除では穿孔や後出血のリスクがほとんどないため、原則クリップによる切除面の縫縮は行いません。
Q. 予約はしてませんが今日、大腸カメラをしてもらいたいのですが。
A. 大腸カメラの場合、前日・当日に下剤を服用して腸内をきれいにする必要があります。従いまして、当日の検査(即日検査)はできません。事前に一度診察を受けにお越しください。
Q. 大腸カメラの料金を教えてください。
A. 観察のみで終了する場合は3割負担で約7,500円です。病変があり病理組織検査をした場合は10,000~16,000円ほどです。
Q. 大腸ポリープ切除の料金を教えてください。
A. 切除するポリープの数によって違いますが、3割負担で20,000~30,000円ほどです。
Q. 大腸カメラの時に飲む下剤とはどんなものですか。
A. 検査前日の夜に服用する下剤は液体または錠剤タイプのものになります。検査当日は約2Lの下剤(液体)を2時間かけて服用していただきます。味はスポーツドリンクのようなものや梅ジュースのようなものがあります。
Q. 検査当日の服はどのようなものを着ていけばいいですか。
A. 普段着で構いません。大腸カメラをお受けになる方には専用の上下の検査着をご用意しております。
Q. 指輪やアクセサリーは身に着けていてもいいいですか。
A. 大腸ポリープを切除する際に高周波電流を使用する場合があります。この時は身に着けている貴金属類(指輪、ネックレス、イヤリング、時計など)はすべて取り外していただくことになります。したがって大腸カメラをお受けになる方は貴金属類をなるべく身に着けずにご来院ください。
Q. 生理中でも大腸内視鏡検査はできますか。
A. 問題なく検査を行うことができます。タンポン又はナプキンをご使用ください。経血量が多くてもベッドには吸水用のシーツを敷いてありますのでご安心ください。
Q. 便潜血陽性でした。大腸がんでしょうか。
A. 便潜血陽性者の2~4%に大腸がんが見つかると言われています。したがって、大腸がんの確率は高くはありませんが、大腸ポリープや大腸憩室、内痔核など他の病気が見つかる場合も多いですので検査を受けることをおすすめします。
Q. 大腸カメラは毎年受けた方がいいですか。
A. 潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患がある方は、原則毎年受けることが必要です。
大腸ポリープを切除した方は翌年も受けることをおすすめします。2年続けて検査を受け特に問題がなかった場合は次回は3~5年後でよろしいかと思います。
胃内視鏡検査について
Q. 胃カメラは本当に苦しくありませんか。
A. 当院は静脈麻酔による検査を行っておりますので、検査中は反射はほとんど起こらず苦しんだり、痛がることはありません。目が覚めたら検査が終了している場合がほとんどです。
Q. 胃カメラの検査時間はどれくらいですか。
A. 検査時間(口からカメラを挿入して、抜くまで)は5~10分ほどです。
Q. 眠ったまま検査を受けたいのですが。
A. 可能です。当院では静脈麻酔を使用することにより眠ったままの検査が行えます。
Q. 鼻からの胃カメラは行っていますか。
A. 行っておりません。当院は経口(口から挿入する)の胃カメラのみを行っております。
Q. なぜ経鼻胃カメラをしていないのですか。
A. 経鼻胃カメラは経口のものに比べると、画像がやや粗く、光量の違いで画面もやや暗くなります。また拡大観察機能もないため、観察の精度を考慮し当院では経口の胃カメラのみを行っております。
Q. 予約はしてませんが、今日胃カメラをしてもらいたいのですが。
A. 前日21時以降、食事をとっていなければ当日に胃カメラの検査(即日検査)をすることは可能です。ただし、検査に空きがない場合はお受けできませんのでご来院前に予約状況をWEBでご確認いただくか、お電話ください。
Q. 午後に胃カメラの検査をしてもらいたいのですが。
A. 可能です。検査の6時間前までであれば消化の良い食事をとっていただくことができます。
Q. 胃カメラ検査当日の服はどのようなものを着ていけばいいですか。
A. 普段着で構いませんが、女性の方はスカートより、ズボンのほうがよろしいかと思います。
Q. 検査で服が汚れたりしませんか。
A. 胃の粘膜を観察しやすくするため、液体の青い色素を胃内に散布する場合があります。検査中は患者様にエプロンをつけていただき、散布時も細心の注意を払って行っておりますが、絶対に汚れないとも言い切れないため、気になる方は汚れてもいいTシャツなどをお持ちください。
Q. 胃カメラ前は何も食べてはいけませんか。
A. はい、検査前は絶食です。飴やゼリー、スープなども一切とらないでください。
Q. 胃カメラの検査前に水分を取ってもいいですか。
A. 検査1時間前まではお水のみ通常通りとっていただいてかまいません。コーヒー、牛乳、ジュース、アルコールの摂取はおやめ下さい。
Q. いつもの習慣で朝、コーヒーを飲んでしまいました。胃カメラはできますか。
A. 検査開始時間を遅らせるなどの対応が必要となる場合がありますので、一度お電話ください。
Q. 胃カメラはどこまで観察しますか。
A. 食道、胃、十二指腸を観察します。十二指腸は球部とその奥にある下行部まで観察します。
Q. 胃カメラ終了後はいつから飲水、食事ができますか。
A. 検査終了後、1時間経過すれば飲食は可能です。
Q. 胃カメラの料金を教えてください。
A. 観察のみで終了する場合は3割負担で約6,000円です。病変があり病理組織検査をした場合は9,000~12,000円ほどです。
Q. 胃カメラは毎年受けた方がいいですか。
A. ピロリ菌感染があり胃粘膜の萎縮がある場合は、毎年受けることをおすすめします。
Q. 胃のポリープは切除した方がいいですか。
A. 胃のポリープはその多くが良性で、基本的には切除の必要はありません。ただし、大きいものや癌化が疑われるものは切除対象となります。
Q. 胃のポリープは消えることはありますか。
A. ピロリ菌感染に関連している過形成ポリープというタイプのポリープは、ピロリ菌を除菌すると小さくなったり、消失することがあります。
Q. 胃のバリウム検査は行っていますか。
A. 行っておりません。
Q. 胃のバリウム検査と胃カメラどちらがいいですか。
A. 胃カメラは胃のバリウム検査と違い粘膜を直接観察でき、早期がんの発見率も勝るため、胃カメラをおすすめします。また胃カメラであればバリウム検査と違い被曝がありません。
Q. 胃バリウム検査のレリーフの乱れとは何ですか。
A. 胃のひだをレリーフと言います。レリーフの乱れ・レリーフ異常・巨大・粗大レリーフはひだが太くなったり蛇行している時に認められる所見です。慢性胃炎などが疑われます。
Q. 胃バリウム検査の胃小区(アレア)の不整とは何ですか。
A. 正常な胃では胃小区と呼ばれる細かい網目状の粘膜模様が規則的に配列しています。慢性胃炎などがあると、この胃小区の配列模様が不規則となり、胃小区の不整・胃小区の乱れ・胃小区の異常などの所見が認められます。
Q. 胃バリウム検査の顆粒状変化とは何ですか。
A. 胃粘膜に細かい凹凸がありバリウム付着後の胃粘膜が顆粒状に見える所見です。慢性胃炎などで認められます。
Q. 胃バリウム検査の粘膜不整とは何ですか。
A. 粘膜に凹凸がある状態です。慢性胃炎やびらん、潰瘍などで認められる所見です。まれに悪性の場合があります。
Q. 胃バリウム検査の透亮像(バリウム抜け)とは何ですか。
A. 粘膜の隆起があるとバリウムがはじかれてその部分がバリウムが映らず黒く抜けます。ポリープなどの隆起性病変がある時に認められる所見です。
Q. 胃バリウム検査の皺襞集中像(ひだ集中像)とは何ですか。
A. 胃潰瘍や潰瘍が治った跡があるとその部分に胃の皺襞(ひだ)が集中して認められる場合があります。また癌などの病変があっても同じように皺襞集中を認める場合があります。
Q. 胃バリウム検査のニッシェ(バリウム班)とは何ですか。
A. 潰瘍などの粘膜のくぼみにバリウムが溜まった時に認められる所見です。びらんや胃・十二指腸潰瘍、陥凹性病変が疑われます。
Q. 胃バリウム検査の潰瘍瘢痕とは何ですか。
A. 胃・十二指腸潰瘍が治った後に認められる所見です。ひだ集中・ひだのひきつれや変形(十二指腸球部変形など)を伴います。
Q. 胃バリウム検査の変形・圧排とは何ですか。
A. 変形とは胃・十二指腸潰瘍や潰瘍瘢痕などにより胃や十二指腸球部の形に異常を認めることです。圧排とは胃が外部の臓器などから圧迫されて変形している所見で、超音波検査やCTなどにより精査する必要があります。
内視鏡検査について
Q. 内視鏡は予約制ですか。
A. 原則予約制です。ただし、検査枠に空きがある場合は、胃カメラは即日検査にも対応しております。当日検査をご希望される方は、WEBで空き状況をご確認いただくか、お電話ください。
Q. 予約を確認・変更・キャンセルしたい場合はどうすればいいですか。
A. WEBよりお願いいたします。
ご予約の確認・変更・キャンセルはこちら
Q. 検診で内視鏡検査を受けたいのですが。
A. 可能です。当院は胃大腸内視鏡ドックを行っておりますので、検診での内視鏡検査をお受けいただけます。
Q. 胃大腸内視鏡ドックの予約はどうすればいいですか。
A. WEBよりご予約いただき、WEB問診票の備考欄に自費または内視鏡ドック希望とご入力ください。
ご予約はこちら
Q. 胃カメラと大腸カメラを同じ日に受けることはできますか。
A. 可能です。まずは口から胃の内視鏡を挿入し胃カメラ検査を行います。胃カメラが終了したら、今度は大腸用の内視鏡に変更し、肛門から内視鏡を挿入し大腸カメラ検査を行います。
Q. 胃カメラと大腸カメラの同日検査にかかる時間はどれくらいですか。
A. 胃カメラが5~10分、大腸カメラが15~20分ほどです。大腸ポリープがあり切除を行った場合は10~20分ほどさらにかかります。
Q. 女性なので女医の先生に検査してほしいのですが。
A. 当院には女性の医師が在籍しておりません。女性の患者様ができるだけ恥ずかしくならないような配慮をしておりますのでご安心ください。
Q. 検査中の内視鏡画面を見たいのですが。
A. 可能です。ただし、内視鏡画像を映し出すモニターは2台ありますが、医師やスタッフが一番見やすい位置に固定しているため、検査中の体位などにより見えにくかったり、見えない場合があります。
Q. 内視鏡検査後に車を運転してもいいですか。
A. 静脈麻酔や鎮静剤、鎮痛剤を使用した場合は検査当日の車・バイクの運転はできません。自転車に乗ることもおやめ下さい。翌日からは車・バイク・自転車の運転などは可能です。
Q. 内視鏡はしっかり洗浄していますか。
A. はい。当院では内視鏡の洗浄・消毒には十二分に配慮しています。使用後のスコープは1本1本、日本消化器内視鏡学会ガイドラインに準拠した方法で洗浄・消毒しておりますのでご安心ください。
Q. 内視鏡の処置器具で感染したりしませんか。
A. 不十分な洗浄による処置器具からの感染が問題になる場合があります。当院ではディスポーザブル器具(1回使用のみの使い捨て)を積極的に採用しており、使用後は速やかに破棄します。リユーザブル器具に関しては、使用後はまず用手洗浄を行います。次に超音波洗浄器にかけ器具のすみずみまで洗浄します。最後に高圧蒸気滅菌器で滅菌処理を行います。これを使用したすべての処置器具に行い感染リスクをゼロにしています。
Q. NBIってなんですか。
A. NBIとはNarrow Band Imagingの略で狭帯域光観察のことです。波長の異なる2つの光を照射することで、病変を明瞭に識別することができます。また粘膜の毛細血管や表面の微細構造をより詳細に観察することが可能です。これにより病変の早期発見や、精度の高い診断につながります。
Q. 拡大観察機能とは何ですか。
A. 光学ズームにより病変を拡大して観察する機能です。NBIと併用することで粘膜表面の毛細血管や微細構造の詳細な観察が可能となり、病気の早期発見や精度の高い診断につながります。なお当院のスコープは85~110倍のズーム機能を搭載しております。
Q. 血液をサラサラにする薬(血が止まりにくくなる薬)を飲んでいます。内視鏡検査は受けられますか。
A. 検査は受けられます。ただし、服用している薬の数により生検(病理組織検査)は出来ない場合があります。大腸ポリープの切除は薬をいったん中止しないとできません。
Q. 内視鏡検査で生検をした場合は、食事制限などありますか。
A. 特にありません。生検した場合は、粘膜より一時的な出血を認めますが、数分で自然止血します。ただし、生検後の出血量が多い場合などは、念のためアルコールの摂取をおやめいただくなどの制限がありますので検査後にお話しします。
Q. 病理組織検査の結果はいつでますか。
A. 結果判明まで2週間ほどかかります。
Q. 小腸内視鏡検査やカプセル内視鏡検査は行っていますか。
A. どちらも行っておりません。
Q. 血圧の薬を飲んでいるのですが、検査当日はどうすればいいですか。
A. 検査中は血圧が上がりやすくなりますので、検査当日の起床後にいつも通り服用してください。
Q. 糖尿病の薬を飲んでいるのですが、検査当日はどうすればいいですか。
A. 胃カメラ、大腸カメラとも検査当日は朝から絶食ですので、糖尿病の薬は服用しないでください。またインスリン注射もしないでください。どちらも検査後の食事開始のタイミングに合わせてとなります。
Q. 検査を受けるのはやっぱり怖いです。大丈夫ですか。
A. ご安心ください。当院ではスタッフによる少しでもリラックスしていただけるような雰囲気づくりと、熟練した技術を持った医師による検査を行います。意外とあっさり検査が終了している場合がほとんどです。
外来について
Q. 風邪の診察はできますか。
A. いいえ、当院は内視鏡専門クリニックの為、一般の風邪症状の方の診察は行っておりません。
Q. 胃腸炎の診察はできますか。
A. いいえ。当院は内視鏡専門クリニックであり、内視鏡検査を優先させていただいているため、通常の胃腸炎外来は行っておりません。
Q. インフルエンザは診察できますか。
A. いいえ、当院にはインフルエンザの検査キットを常備していないためインフルエンザの検査、治療は行っておりません。
Q. 潰瘍性大腸炎の治療はできますか。
A. はい。定期的な内視鏡検査によるフォローアップも行います。ただし、初発症状の方や症状が増悪した方は専門医療機関にご紹介させていただき治療を行います。
Q. 下痢と便秘を繰り返します。過敏性腸症候群でしょうか。
A. 過敏性腸症候群は腹痛や腹部の不快感を伴い下痢や便秘の症状が出現します。大腸内視鏡検査で器質的疾患がないことが前提となります。また下痢や便秘は他の病気でも出現しますので一度診察を受けにご来院ください。
Q. 漢方薬は処方してもらえますか。
A. はい。当院では積極的に漢方薬の処方を行っております。